[pgcluster: 90] PGClusterのOSDL-DB T1による性能測定について

[to-yasuda ＠ hitachi-system.co.jp]

はじめまして。安田といいます。

現在、OSDL-DBT1-v2.0を使用して、PGClusterの性能測定を
行っています。

以下の構成でOSDL-DBT1を行った場合、正常な測定ができない
問題が発生しています。
　・クラスタサーバ - 2台
　・レプリケーションサーバ - 1台
　・ロードバランサ - 1台

ロードバランサに対してDBT1を行うと、DBT1からの接続がロードバランサを
介してクラスタサーバに振り分けられますが、測定中にクラスタサーバが
ロックされたような状態になってしまい、以降、接続できなくなって
しまいます。
(測定中〜測定終了後に、psqlコマンドでクラスタサーバへの直接接続を
試みましたが、接続できませんでした(プロンプトが表示されない))
そのため、正常な測定ができなくなっています。

また、ロードバランサが存在しない構成で、クラスタサーバに対して
直接OSDL-DBT1を行った場合(この場合、いずれか片方のクラスタサーバに
対してのみDBT1からの接続が行われる形となります)、測定自体は正常に
できるのですが、測定終了後の各クラスタサーバのテーブル内容を比較
すると、不整合が発生しています。

これは、PGClusterの設定や構成で発生する問題なのでしょうか。
似たような現象を確認された方がいらっしゃいまいたら、ご教示
いただきたく、よろしくお願いします。


環境は以下の通りです。
 OS: RedHat Enterprise Linux AS3(IA32版)
 DBMS: PostgreSQL-7.3.4
  (RedHat製パッチ適用済み。)
  (DBT1が動作するよう修正済み(INDEX_MAX_KEYSを64に拡張))
  (PGClusterパッチはpgcluster-1.0.6bを使用)
  (以上のパッチを適用したRPMを作成し、インストール)

DBT1はクラスタ構成でも動作するよう、以下の点を修正しています。
　・初期データ登録用のスクリプトを、psqlコマンドが並列動作
　　しないよう修正
　　(psqlコマンド末尾の"&"を削除。並列動作させると、
　　データ登録に失敗する(レプリケーションが上手くいかない))
　・初期データ登録用スクリプトで使用されるSQL文の内容を修正
　　(COPY文から"USING DELIMITERS"を削除。それに合わせて初期データ
　　ファイルを修正)
　・DBT1を起動するPerlスクリプトから起動されるpsqlコマンドの引数に、
　　"-h localhost"を追加。

以上です。

---
Tomohiko Yasuda
to-yasuda ＠ hitachi-system.co.jp