[pgcluster: 317] Re: クラスタrsync について

mitani mitani @ sraw.co.jp
2004年 5月 31日 (月) 16:49:11 JST


三谷@広島です.

> クラスタサーバのrsyncについて質問です。
> 動作検証を行っているのですが、rsyncがうまく動きません。
まず,rsynct単体の動作検証は済んでいる前提ですよね.
もし動作検証がまだでしたら,以下のページを参考にしてみてください.
http://hiroshima.sraw.co.jp/people/mitani/jpug/pgcluster/stable/rsync.html

> 172.16.1.112	クラスタ1
> 172.16.1.113	クラスタ2
> 172.16.1.114	クラスタ3
> 
> 以下のように考えているのですが合ってますでしょうか?
> 
> ・クラスタ2,クラスタ3は、ssh鍵を作って公開鍵をクラスタ1の
>  authorized_keysに持っていく
> ・クラスタ1,2,3のデータベースに不整合が生じたら、クラスタ1の
>  データベースを元に、2,3がryncを使って復旧する
うーん,微妙に違う気がします.
まず,SSH鍵ですが,クラスタ1,2,3には全部のクラスタの公開鍵を持たせます.
rsyncを使ったリカバリはマスタDB(レプリケーションサーバから最初にレプリ
ケーションされるクラスタDB)のデータを使って行います.
ただし,マスタDBがどのクラスタDBであるかは,レプリケーションサーバしか知
りません.
例えばクラスタ1->2->3の順にレプリケーションされている場合,クラスタ1が
マスタDBになりますが,このクラスタ1に障害が発生した場合,レプリケーショ
ンの順は2->3となり,マスタDBはクラスタ2に換わります.
このようにどのクラスタDBがマスタになるか分からないので,各クラスタには全
クラスタDBの公開鍵を登録しておく必要があります.

制限事項として,同時に復旧できるクラスタの台数は1台です.
3台のクラスタを追加(復旧)する場合は,1台づつ(合計3回)リカバリをかけ
てやる必要があります.
また,リカバリ中はマスタDBと追加(復旧)対象DBへのアクセスは禁止しますの
で(ロードバランサで制御),リカバリ中にサービスを継続する場合にはクラス
タDBが(マスタ,追加対象を含めて)3台以上必要です.

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三谷 篤<mitani @ sraw.co.jp>
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