[pgsql-jp: 26235] Re: Mashikiさん、大場さん、高田さん、メールありがとうございます。

Masashi Ohba ohba @ netforce.ne.jp
2002年 6月 2日 (日) 04:31:40 JST


大場です。

In message "[pgsql-jp: 26234] Mashikiさん、大場さん、高田さん、メールありがとうございます。
",dolphine @ axel.ocn.ne.jp wrote...
> 7.0でコンパイルをかけなければいけないとのメッセージがでました。
>でももう一度、7.2 でコンパイルしてみます。これも psql ができていなかった事も
>原因にあるのでしょうか?

7.2→7.2.1なら問題無いですが、data/以下はinitdbして
初めて作成され、そこにバージョンの情報が記述された
ファイルも生成されます。

gw# cat PG_VERSION
7.2

また、既存のdata/以下があると確かinitdbできませんので
このファイルは書き換わりません。
じゃ、これを書き換えればいいかというとそれだけの問題ではなくて
バージョンによってはデータベースの作り方も違ってるので
旧バージョンのデータを格納したファイルが
新バージョンでは読めないってこともあります。

ですから、7.xのxが違ってる場合は上書きしちゃ「絶対にダメ」です。

大雑把な流れは以下のようにします。

通常はデータのバックアップ
旧バージョンの停止
旧バージョンのディレクトリ名を変更
新バージョンの通常のインストール
initdb
動かす
データのリストア

の手順を踏む必要があります。
この手順はソースに同封されているINSTALLに
「If You Are Upgrading」と書いてますので
ちゃんとドキュメントは読んでください。

移行するデータが無い場合は.bashrcくらいを残して
旧バージョンのディレクトリをザックリ削除して、
通常のインストールをすればいいです。


最初が7.0.3ですよね?
それに7.2とかを上書きした場合、データがあったら
そのデータは死んだかもしれませんよ?
(リカバリできるのかもしれませんけど)

これが業務用途のマシンだった場合、ドキュメント読まずに
上書きやってデータ壊したら大問題です。
自社内のデータならまだいいかもしれませんが、
これがお客のデータだったら、ヘタしたら
損害賠償請求とか言われかねません。
添付のドキュメントを読まないだけのことが
そこまで問題になる可能性もあるのです。

「そういう時はちゃんと読むよ」と言う人もいるでしょうけど
普段してるからこそできることであって、普段やらないことは、
そういう時に「できるわけがない」と思うべきです。

確かに面倒ですし、英語だから慣れないと辛いですが
初心者を自認しているうちに読む習慣をつけましょう。
英語の試験じゃないので100%完全に訳す必要もありませんし
慣れると斜め読みでもやらなきゃなら無いことは
割と把握できるようになります。

ぼくもそこまではしたことないのでさすがに
「全部隅々まで読みましょう」とは言えませんが
必要と感じてドキュメントを書いてくれた方がいるならば
それは有りがたく利用させて頂いて、
インストール作業ならばせめて「INSTALL」と書いてある
ドキュメントには目を通しましょうと。

ドキュメントを読む/読まないは後の理解に確実に差が出ます。

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Name  : 大場正志(Masashi Ohba)
E-mail: ohba @ netforce.ne.jp
Add   : Fukuoka-city, Japan



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