[pgsql-jp: 38913] pgpool-II 2.0 beta1 リリース

Yoshiyuki Asaba y-asaba @ sraoss.co.jp
2007年 11月 1日 (木) 13:28:26 JST


浅羽です。

pgpool Global Development Group では 11/1 に pgpool-II 2.0 ベータ版を
リリースしました。

* pgpool-II 2.0 beta1
http://pgfoundry.org/frs/download.php/1502/pgpool-II-2.0-beta1.tar.gz

* pgpoolAdmin 2.0 beta1
http://pgfoundry.org/frs/download.php/1503/pgpoolAdmin-2.0.0-beta1.tar.gz

pgpool-II 2.0 では様々な改良が施されています。そこで、pgpool Global
Development Group ではベータ版をリリースし、正式リリース前により多くの
ユーザに試していただけるようにしました。もし仕様に関する提案や不具合が
あれば ML 等にご報告ください。


以下、pgpool-II 2.0 ベータ版のリリースノートです。

* 2.0 (hikitsuboshi) 2007/11/xx
- 互換性
  - ignore_leading_white_space のデフォルト値を true にしました。
    (Yoshiyuki)

  - replicate_strict を廃止しました。常に replicate_strict が true の
    挙動になります。(Yoshiyuki)

- 全般
  - pgpool.conf をリロードできるようにしました。リロード時に分散ルー
    ルも同時にリロードします。(Yoshiyuki)

  - SQL パーサを PostgreSQL 8.3 に対応しました。(Yoshiyuki)

  - ノードを切り離した際にユーザが設定したコマンドを実行できるように、
    pgpool.conf に failover_command というパラメータを追加しました。
    (Yoshiyuki)

  - ノードを復帰した際にユーザが設定したコマンドを実行できるように、
    pgpool.conf に failback_command というパラメータを追加しました。
    (Yoshiyuki)

  - pgpool.conf に client_idle_limit というパラメータを追加しました。
    このパラメータではクライアントからのクエリの最大待ち時間を設定する
    ことができます。(Tatsuo)  

- レプリケーション

  - トランザクションブロックに囲まれていないクエリをレプリケーションさ
     せる場合、内部的にトランザクションを開始させるようにしました。
     (Yoshiyuki)

  - レプリケーションを高速化させるようにしました。(Yoshiyuki)
   
  - ノードを再同期させて復帰させる、オンラインリカバリ機能を実装しまし
    た。(Yoshiyuki)

  - INSERT, UPDATE, DELETE した行数がすべて一致しなかった場合に、トラ
    ンザクションをアボートさせるようにしました。(Yoshiyuki)

     x=# update t set a = a + 1;
     ERROR:  pgpool detected difference of the number of update tuples
     HINT:  check data consistency between master and other db node

  - 複数のバックエンドから異なる結果が返ってきた場合に、同じ結果が多数
    返ってきた結果を信頼する多数決方式を実装しました。(Yoshiyuki)
    - pgpool-II 1.x ではマスタの結果を常に信頼していました。

  - V2 問合せプロトコルでロードバランスできるようにしました。(Yoshiyuki) 

- パラレルクエリ
  -パラレルモードで部分レプリケーションをサポートし、より高速に動作す
   るようになりました。(Yoshiharu)


以上、よろしくお願いいたします。
--
Yoshiyuki Asaba
y-asaba @ sraoss.co.jp



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