[pgsql-jp: 33116] Re: PostgreSQL カンファレンスお礼および MySQL のデータが壊れる件

TANIDA Yutaka tanida @ sra.co.jp
2004年 6月 7日 (月) 14:01:39 JST


谷田です。

On Mon, 7 Jun 2004 13:32:41 +0900 (JST)
"Ryuichiro Munechika" <ml @ niji-net.com> wrote:

> > PostgreSQL や Oracle でも壊れるような運用をすれば壊れますし、
> > DB の種類だけで論じるのは危険だと思います。
>  PostgreSQLのメーリングリストなのでPostgreSQLの方に半ば強引に
> 話を戻しますと、他のDBに比べてのPostgreSQLのファイル編成の優位
> 性とかを知りたいですね :)

PostgreSQLのファイル編成については、まああんなものなんじゃないかと思いま
す。1ファイル1テーブルなので、ファイル内の配置状況などもそれほど悩む必
要がありません。これはシンプルな実装として評価できると思います。

一方で弱点は、大量のテーブルに対峙した場合に大量のシステムリソースを食う
ところ、またシステムリソース自体もテーブルとして管理しているため、システ
ムリソースの肥大による検索性能の低下がボトルネックになりかねない点です。
実際、万単位で大量にテーブルを作ると、大きなパフォーマンス低下が発生しま
す。これは実際あまり知られていないのか、ここを指摘してくる人はほとんどい
ません。

#こういうと、某社がきっと「うちなら数百万でも大丈夫」とか大々的に
#宣伝しだすんだろうなぁ:-D

こういう点から、現在のストレージ関係の実装は、極端に多くないテーブル数に
最適化した、シンプルで明快な実装であると私は考えます。

-- 
TANIDA Yutaka <tanida @ sra.co.jp>




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