[pgsql-jp: 36315] Re: VACUUMの性能を向上させたい

Kiyoshi Mizuno kiyoshi_mizuno @ mail.toyota.co.jp
2005年 11月 3日 (木) 11:27:21 JST


水野です。

> -----Original Message-----
> From: pgsql-jp-bounces @ ml.postgresql.jp On Behalf Of Yumiko Izumi
> Subject: [pgsql-jp: 36308] Re: VACUUMの性能を向上させたい
> 
> また、hdparmの値を追加で取得したところ、以下結果を得ました。
> -----------------------------------------
> /dev/sda3:
>  Timing buffered disk reads:  192 MB in  3.01 seconds =  63.79 MB/sec
> -----------------------------------------

Izumiさんのところで使用しているHDDであるST380013ASの
スペックを調べてみると Max. 150MB/sec、Ave. over 58MB/sec
となっているので、ハード的にはスペック通りの数値が出ています。
(http://www.seagate.com/cda/products/discsales/personal/family/0,1085,587,00.html)

これがVACUUM ANALYZE中は
>  Timing buffered disk reads:   40 MB in  5.25 seconds =   7.62 MB/sec
まで低下しているという事なので、単純計算※で (64−7)/64=9割 の
ディスクI/O帯域が VACUUM ANALYZE に使われているという事になります。
hdparmが走っていなければ10割使い切っているでしょう。
※hdparmとVACUUM ANALYZE以外に一切ディスクI/Oがないという仮定

ですので有効な対応策というとソフト側での対策という事になり、

・vacuum能力が向上している(ディスクI/Oが減少する)事を
 期待してPostgreSQLのバージョンを上げる
・HDDを追加してPostgreSQLのデータ領域を独立させ、
 他のディスクI/Oと分離する
・ファイルシステムをext2に変更してジャーナリングをなくす
 (ただトラブルが発生して強制リセットした時、リブートで
  fsckがかかるため個人的にはお勧めしません)

といったところでしょうか。




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