[pgsql-jp: 31821] Re: 日経IT Pro の記事

sugita @ sra.co.jp sugita @ sra.co.jp
2003年 12月 17日 (水) 23:56:32 JST


From: kaneko-motohiro <moto0215 @ kd6.so-net.ne.jp>
Subject: [pgsql-jp: 31819] Re: 日経IT Pro の記事
Date: Wed, 17 Dec 2003 23:37:24 +0900

;;; こんにちは、金子と申します。
;;; 
;;; 以下の石井さんのメールについてですが、
;;; 遅ればせながら本日(12/17)、お詫びと訂正が記載されました。
;;; 
;;; まぁ、蛇足になるかとも思いましたが、一応お知らせします。
;;; 
;;; Tatsuo Ishii wrote:
;;; > 石井です.
;;; >
;;; > 元は日経Linuxの記事らしい
;;; > http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/LIN/oss/20031029/1/ というのがあっ
;;; > て,Firebird(InterBaseのオープンソース版)の紹介がされています.
;;; >
;;; > その中に「PostgreSQLでは,vacuumコマンドを実行すると不要領域が再利用可
;;; > 能になるが,実行中は処理中のテーブルにアクセスできない」という事実誤認
;;; > が書いてあります.一応Webインターフェイスから誤りの指摘をコメントで書
;;; > いてみたのですが,その後掲載される気配がないので,ここで報告させていた
;;; > だきました.
;;; 
;;; 訂正された内容は以下のとおりです。
;;; 
;;; #【12月17日訂正】初出時,本文中に「PostgreSQLでは,
;;; #vacuumコマンドを実行すると不要領域が再利用可能になるが,
;;; #実行中は処理中のテーブルにアクセスできない。」
;;; #という誤った記述がありました。
;;; #PostgreSQL7.2からは,
;;; #vacuum処理中のテーブルに対しても更新や検索などの処理が可能です。

  バッチ的な処理での場合で起きることなので、問題にはなりませんが、あるカラムを
すべてクリアしたり、カラムを追加してその追加カラムのすべてに値を設定したり、2 
ヶ月保存していたデータの過去 1 ヶ月を削除したりなど、物理的に格納領域の前半分
を削除したりすると ANALYZE のサンプリングに歪みが出て、WHERE での指定範囲条件
によっては、インデックススキャンを使えば速いのにシーケンシャンルスキャンを使う
場合があり、この解消には VACUUM FULL が必要で、そのときにテーブルはロックされ
ます。VACUUM FULL が全く不用になったとは言えません。

;;; #お詫びして訂正します。
;;; 
;;; -- 
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;;; Motohiro Kaneko. <moto0215 @ kd6.so-net.ne.jp>
;;; ===========================================================


Kenji Sugita                                      
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