[pgsql-jp: 28767] Re: Linux Worldのデータベース記事
Mashiki
mashiki @ yanah.com
2003年 1月 25日 (土) 03:06:50 JST
もと猫ファンの Mashikiです。
そういえば1月号(すでにバックナンバーですが)にも154pから
いいこと:-)が書かれていましたね。
ある会社で、PostgreSQLで管理する顧客の件数が30万件を
超えたころからインデックスファイルが壊れるようになり、
PostgresからDB2に移行し190万件でも耐えられるように
なった(よかったよかった)という記事が載っていました。
うちの会社の技術者(結構postgre信望者です)がこの記事を
読んで本気で心配して相談に来ました。事例の会社では
導入したのがおそらく1997年ころ、DB2に切り替えたのが
2000年の初頭ということでした。バージョンは一切書いて
ないのですが、時期から大体推測できます。7.2.x以降を
使っていれば、こんな低いところに制限のあるようなこと
はないよと説明しました。
いまさら過去のPostgresを引っ張り出してネタにしなく
ても、いいのになあとか誰か言っていましたが同感です。
言葉悪いですが、個人的には1997年時点で大規模?システム
でpostgresを選択した技術者がどうなのだろうと思います。
多分相当苦労したのでは?1999年末の時点でDB2に切り替
えを決定したのも結構勇気のいる選択だったと思います。
# 自分だったら、1997年だったらためらわずOracleを選択、
# 2002年2月の7.2以降もしくは2002年11月の7.3リリースを
# もって、PostgreSQLを使いたいところです。
何がいいたいんだろ、そそ、詳しくない一般人が読んで、
現在のPostgresの性能についてまで誤解をあたえるような
記事の書き方はうれしくないなあと。Postgresをお客様に
提案しているSEがいて、やっとクライアントの担当者に理
解をいただいたとき、その担当者の上司の上司がこのよう
な記事を読んで、上からの決定ということで突然却下され、
なすすべもなくいる図が目に浮かぶのがやだなあと。
別に記事にうそが書いてあるわけではないんですけどね。
# まあ、どうでもいいんだけど、OSのLINUXまで否定して
# 最後にLINUXについてだけは少し取り繕ってるような
# 感じの記事でした
# 猫本(LinuxWorld)も、CD-ROMなしで定価880円だったときは
# 気楽に買える雑誌No1だったのですが、CD-ROM付きになって
# 1490円(何%アップだろう?)に値上がりして、高くて買え
# ない雑誌になってしまいました。CD-ROMなんて雑誌が出る
# ころには乗ってるソフトもバージョンが0.1古くなってし
# まうのでいらないんだけどなあ。3桁円で買える雑誌はSD
# くらいしか選択肢がなくなってしまったのが悲しいこの頃。
>> Linux World の 12月号が会社にあったのでパラパラめくっていたら,「デー
>> タベースはじめの一歩」という連載記事でPostgreSQLが取り上げられていまし
>> た.しかし,事実誤認と思われる個所が複数あり,ちょっとこの連載記事の信頼性
>> を疑ってしまうような状態です.
>>
>> (1) p151 「... あるOSで利用可能な最大ファイル・サイズが2GBだとすれば,
>> そのOSで動くPostgreSQLやMySQLは,最大2GBまでのデータベースしか扱え
>> ないことになる.」
>>
>> もうみなさんお分かりのように,これは完全に誤解です.PostgreSQLでは
>> データファイルを1GB単位で分割しますので,OSの持つ最大ファイルサイ
>> ズの制約は受けません.
>>
>> (2) p153 「バージョン7.2以前のPostgreSQLでは,VACUUMコマンドの実行時に
>> データベースをオフラインにする必要があり...」
>>
>> ここで言っている「オフライン」の意味がはっきりしませんが,普通に考
>> えたらDBの運用を停止することだと思います.これも完全に間違いで,
>> VACUUM対象のテーブルがロックされるだけで,DBの運用を停める必要はあ
>> りません.
>
>この件の修正記事が掲載されているのを確認しました.
>
>LinuxWorld 2003, Feb, p93 です.
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