[pgsql-jp: 30346] Re: NFS 上のDB の共有

Satoshi Nagayasu snaga @ snaga.org
2003年 7月 2日 (水) 23:14:09 JST


永安です。

jupiter @ oap.ne.jp wrote:
> みもりです。
> 
> >  どういう要件を満たしたいのかがちょっと分かりませんが、PC-Bから
> > PC-AのDBを見に行きたいのであれば、最初に谷田さんが指摘されたように、
> > hostにPC-Aを指定してアクセスすれば良いだけです。
> 
> データを共有ディスク上に置き、
> 普段はPC-Aからのみアクセスを行い、PC-Aが故障した時には、
> PC-Bに切り替えてアクセスを行えないものかと思ったのです。

負荷分散ではなく、運用系と待機系でHAを実現したいという話なら、
可能だと思います。

> > 共有ファイル形式でDBファイルを共有した場合,ハードディスクに書かれたデー
> > タは共有できますが,メモリ上にあるデータやトランザクション情報,ロック情
> > 報など,データベースの整合性を保つために必要な情報を共有することができま
> > せん.整合性が保てないので,データ更新も参照もぐちゃぐちゃになります.
> > 場合によってはデータが壊れたり,DBが止まったりするかもしれません.
> そこまで酷い状況に陥る可能性があるとは・・・
> サーバーが止まってもPostgreSQLは動かし続けたいというのは難しそうですね。

PostgreSQLはシングルノードで完結して動くことが前提となっているため、
複数のノードで「同時に」動かそうとすると非常に苦労することになります。

# いろんな人がいろんなところで苦労しています。:-)

逆に、共有ディスクを用いたHA構成のように、運用系から待機系に切り替えるだけなら、
いろんなところで実例があると思います。

# というか、すべての混乱の元凶は、安易に「分散」だとか「クラスタ」という
# 言葉を使うことだと思っています。個人的には。

というわけで、先日開催されたPostgreSQLカンファレンスのハンドアウトを
御参照ください。

■高可用性データベースシステム実現の為のクラスタリングシステムの導入
http://www.postgresql.jp/misc/seminar/2003-05-17/A1_araya.pdf

-- 
NAGAYASU Satoshi <snaga @ snaga.org>



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