[pgsql-jp: 31198] Re: Solaris での最適化

ISHIDA Akio iakio @ pjam.jpweb.net
2003年 10月 9日 (木) 19:44:14 JST


こんにちは。石田@苫小牧市です。

竹ノ内まり子 wrote:

> 早速ですが質問させてください。
> 現在Ultraに入っているPostgreSQLをチューンしろとの指示です。
> indexなどはこれから張るとして、shmmaxなどのパラメータを
> 変更したいと思います。

shmmax の適切な値は、postgresql.conf の shared_buffers に
依存するわけですが、
その shared_buffers の値は、キャッシュのヒット率を
pg_statio_user_tables で確認し、かつ、vmstat コマンド等で
共有メモリを大きくしすぎた副作用が出ないかを確認しつつ設定する、
といった所でしょうか。

このキャッシュのヒット率を確認するには、できるだけ実際の運用
に近い状態でクエリを発行したほうが良いと思います。なので、
インデックスは後から張るではあまり意味がありません。

もっとも、インデックスをどう張るかというのも統計情報を参考に
チューニングすべきところなので、チューニング -> 結果をチェック
の繰り返しですね。

とにかく、ロードアベレージ だの vmstat だの pg_stat_xxx だの
長期的にデータを採取しつづけることが大切です。

あと、頻繁に更新されるデータベースでは、vacuum のタイミングも
パフォーマンスに大きな影響を与えます。

PostgreSQL ハードウェアパフォーマンスチューニング
http://www.postgresql.jp/subcommittee/psqltrans/hw_performance_j/index.html

「PostgreSQL Conference 2003」の「PostgreSQL チューニング入門」
http://www.postgresql.jp/misc/seminar/2003-05-17/

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ISHIDA Akio<iakio @ pjam.jpweb.net>





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