[pgsql-jp: 31201] Re: Solaris での最適化

Tatsuo Ishii t-ishii @ sra.co.jp
2003年 10月 9日 (木) 22:59:46 JST


石井です.

> 現在Ultraに入っているPostgreSQLをチューンしろとの指示です。
> indexなどはこれから張るとして、shmmaxなどのパラメータを
> 変更したいと思います。
> 現在は大きなトランザクションはなく、小さなしかし多数の
> トランザクションが発生している模様です。
> Ultraには2Gメモリと4Gスワップがあります。
> 小さなトランザクションばかりですので、同時に多数のユーザが
> 使用しているような環境ではありません(maxで50を超えることは)
> まずありません。
> 適切な値を導くにはどのようにすれば良いのでしょうか?
> ご教授お待ちしております。

その前に確認したほうがよいと思いますが,SolarisではたぶんPostgreSQLは
デフォルトではコンパイル時に最適化がされないと思います.つまり,コンパ
イルフラグに-O2が付いていないのではないかという事です.もしそうならば-
O2をつけてrecompileしないと全く性能が出ません.

それとPostgreSQLのチューニングですが,Solarisの場合,postgresql.confの
wal_sync_methodパラメータがfdatasyncになっているかどうかが重要です.ほ
かにpostgresql.confで重要な性能上のパラメータとしては,

deadlock_timeout
commit_delay(SMPの場合)

などがあります.

shared_buffersをどの程度にするかですが,経験から言うと,Solarisではあ
まり増やしても効果がないようです.とりあえず4096位あれば十分だと思うの
で,そこから増やしたり減らしたりして性能が出るところを見つけるのがよい
でしょう.
--
Tatsuo Ishii



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