[pgsql-jp: 33757] Re: シーラカンス本第4 版

Tatsuo Ishii t-ishii @ sra.co.jp
2004年 7月 23日 (金) 15:45:06 JST


石井です.

> 川崎です。もう1ヶ月くらい前に発売されていますが、
> やっと『PostgreSQL 完全攻略ガイド』第4版を入手しました。
[略]
> これまで各版を買ってきましたが、今回も
> 「デフォルト値は〜〜メモリをたくさん積んだ最近のマシンでは
>  小さすぎることが多いので、見直しておくとよいでしょう」
> とかノウハウ・TIPSなどが散りばめてあって、
> これは熟読したほうが良さそうです。(宣伝宣伝!?)
> ありがとうございます。

宣伝していただいてありがとうございます:-)

> > 5.6.3 WAL
> > (中略)商用データベースには古いログをテープ装置や別のハード
> > ディスクに保存しておき、データが失われてもそこから復元する機
> > 能を持ったものがあります。これをPITR (Point In Time Recovery) 
> > と呼び、今後 PostgreSQL でもサポートが検討されています。
> 
> ずっと将来構想に入っている WAL からの復元機能と合わせて、期待ですね。

これが次の7.5(8/1からベータテスト開始予定)にほぼ間違いなく入りそうです.

> これを応用すると、pgpool/PGCluster のような
> バックエンドの手前側で分岐するレプリケーションではなくて、
> バックエンドの内部(バックエンドのさらにバックエンド?)で
> WAL に書かれた(書かれる直前の)内容を横取りさせる仕組みで
> レプリケーションすることもできそうですね。
> 
> これではサーバ側での自動的な縮退運転や負荷分散はできませんが、
> トランザクション(デッドロック)や CURRENT_TIMESTAMP の
> 同一性の問題もなくて確実に同じ値が書き込まれて分かりやすい。
> (あれ、レプリケーションというよりは、バックアップに近いか)

ログを転送してレプリケーションする手法ですね.商用DBは大体こういう機能
を持っています.すべてのデータを正確にレプリケーションしようと思ったら,
この方法しかないと思います.

> > 5.8.2 縮退運転
> > 5.8.3 コネクションプール
> > pgpoolはコネクションプールサーバの機能だけを利用することも
> > できます。このモードでは、マスタがダウンすると、セカンダリ
> > に自動的に切り替えて運転を継続できます。このような機能を一
> > 般にフェイルオーバー(fail over)と呼びます。
> 
> あれ?
> 「コネクションプールモードのような機能」のことを
> 「フェイルオーバー」というのでしょうか?

いえ,そうではありません.

> あるいは読み方が違うかな。
> 「セッションの途中でマスタがダウンしても、セッションを
>  張り直さずに運転が継続される」という意味でしょうか。

すみません.書き方が不明瞭だったかも知れませんが,こちらの意味です.ち
なみにセッションの張り直しは必要です.
--
Tatsuo Ishii



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