[pgsql-jp: 36302] Re: VACUUMの性能を向上させたい

Kiyoshi Mizuno kiyoshi_mizuno @ mail.toyota.co.jp
2005年 11月 2日 (水) 08:16:02 JST


水野です。

> -----Original Message-----
> From: pgsql-jp-bounces @ ml.postgresql.jp On Behalf Of 加藤 秀明
> Subject: [pgsql-jp: 36301] Re: VACUUMの性能を向上させたい
> 
> 自分的にはココ等はOS等は違いますけど判りやすく書いてあると思います
> http://miyagino.homeip.net/
> ここの「IDEハードディスクの高速化  [May. 28, 2002]」はズバリその物と
> いった感じです。

これ、いいページですね。そのうち役に立ちそうです。

> 先に断っておきますが表中に書かれている数値はあくまでも理想値なので
> 実際にはHDDの性能で頭打ちになります。

レスが上の一言ではもったいないので追記しておきます。
ここにある転送モードと速度の表はHDDとマザーボード(のIDEコントローラ)
を結ぶバスの「仕様上の最大転送速度」です。
実際には
・マザーボード側がIDEコントローラとメインメモリ間でこの速度で
 データを転送できない。
 マザーボード内部でのデータ転送速度がネックになるケースです。
 「ドライバが悪いのではないか?」という発言が散見されていたかと
 思いますが、ドライバの出来が悪いとここの速度が遅くなります。
・配線の仕方(配線経路)が悪いとケーブルにノイズがのってしまい
 リトライが発生する。これはSATAよりもパラレルケーブル
 (PATAやSCSI)で起きやすい現象です。
・HDD内にも数MBのキャッシュメモリがあるので小さなファイルの
 「書込」ならこの数値に近い値が得られる事もあるが、所詮は
 数MBなので結局ほとんどの場合はドライブ内での本物の円盤の
 物理的な書込/読込速度(≒回転速度)によって性能が決まる。
 RAIDを組んだりせずにシングルドライブで運用した場合、
 この速度が先のバス転送速度、特にUDMAの上位モードを
 越える事は現実的にはまずない。
 (ドライブ性能<バス性能 となるように随時規格が拡張されて
  きたから表のようにたくさんのモードが存在するのです)
というのが加藤さんの上記コメントの意味です。




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