[pgsql-jp: 37942] Re: Re2: PostgreSQL のマイナーアップグレードについて

Hiroki Kataoka kataoka @ interwiz.jp
2007年 1月 14日 (日) 22:45:20 JST


片岡です。

 ODBCドライバのマイナーアップグレード(PostgreSQL本体のバージョン番号と
は関係ないので注意)であれば大概の場合、DLLの入れ替えで大丈夫です。ただ
し、パッケージャによってODBCドライバの名称が異なっていることがあるので、
インストールされているものと異なるパッケージャ提供の「インストーラを使っ
て」上書きインストールすると、場合によっては新旧2つのドライバ名が表示さ
れる結果になることがあります(ただしさして深刻な問題ではないです)。

 ODBCドライバのインストールの仕組みは大して複雑ではありません。DLLファ
イルをシステムフォルダにコピーして、レジストリに名称やAPIバージョンなど
を書き込んでいるだけです。なので、APIバージョンが変わるような大掛かりな
アップグレードでないかぎり、予めのアンインストールはまず必要ありません。
それに、仕組みが簡単なだけに何か問題が起きたとしてもリカバリはしやすいです。

 ちなみにアンインストール&インストールという慎重な作業手順を否定するつ
もりはありません。ただ、それによりODBCドライバの名称が変わるなどして以前
のアプリから接続できなくなった、なんてことも無きにしも非ずです。そういう
意味でも、同じパッケージャのインストーラを使い続けるか、あるいは、できる
だけDLLの上書きだけで済ませるのがお勧めです。あと、ODBCドライバであれ
ば、問題ない限り以前のバージョンを使い続ける、というのも選択肢としてある
と思います。

Tetsuya Abe wrote:
> 質問というのはこの部分で、マイナーアップグレードの場合、PostgreSQL 本体
> のアンインストールは必要ないと思っているのですが、ODBCドライバ等はアンイ
> ンストールした方がよい場合があるのではないかと考えたわけです。

-- 
Hiroki Kataoka <kataoka @ interwiz.jp>



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