[pgsql-jp: 38541] Re: DB

Kiyoshi Mizuno kiyoshi_mizuno @ mail.toyota.co.jp
2007年 7月 3日 (火) 09:14:15 JST


水野です。


> -----Original Message-----
> 私のOracleなどの経験から、非常に危険な状態に思え、
> 1つのDBにマージし、アーカイブログモード?で運用し、
> shared_buffersを大きく取った方がよいと考えています。

YuGo氏も書かれていますが性能問題と可用性問題がごっちゃです。
動作モードは可用性、shared_buffersは性能の話です。

以下、性能の話。

使用しているマシンスペックやDBの規模が分かりませんが、
一般的な業務用のDBだとして実メモリ2GBのマシンで20インスタンス
(という事ですよね)は多いと思います。ただ
「DB毎に負荷のかかる時間帯が異なるため同時に忙しくなるのは3〜4つ」
というのならマシンの稼動率向上という意味でアリでしょう。
最近流行の”サーバ仮想化”と同じ理屈です。

しかし20個のDBが同時に稼動し、現実問題として無視できないレベルの
システム性能低下が起きていて、その原因がDBマシンにあるのであれば
何らかの対応が必要だと思います。
アプリケーションとしてのシステムの処理時間調査を行って
 (1)APサーバが1件の処理を行う時間におけるDB応答待ち時間の割合
 (2)DBサーバの負荷状況(CPU、メモリ、ディスクI/Oなど)
が根拠になると思います。


おまけ:
可用性に関しては『DBマシンが壊れた時の復旧シミュレーション』を行う以外ないと
思います。予備マシンがなく「マシンの調達を含め復旧に1ヶ月かかります」とでもなれば
予備機の購入ぐらいは許可が出るでしょう。
出ないような会社であれば・・・
マシンが壊れて大騒ぎになる前にトンズラしましょう。




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