[pgsql-jp: 38871] Re: HDD差異だけで更新性能だけこんなに違うのはなぜ?

ITAGAKI Takahiro itagaki.takahiro @ oss.ntt.co.jp
2007年 10月 19日 (金) 09:14:47 JST


板垣です。

"Shimada Yoichi" <yshimgm @ gmail.com> wrote:

> > 内臓はRAID1、DiskArrayはRAID5です(いずれもハードRAID)。
> >
> > なお、両者Diskでの結果が同じにならないのを問題視しているのではなく、
> > "dd..sync"の性能差にみあった結果が、
> > pgbenchや更新処理性能に反映されないのが腑に落ちないのです。
> 
>  これは、たぶん当然かと。その理由は
> (1) dd..syncは single processによる sequential書き込み
> (2) pgbench は -t で指定された数の multi process でのランダム書き込み。

おっしゃるとおりです。
RAID5 は書き込みが遅いのですが、ランダム書き込みはシーケンシャルな
書き込みに比べて、さらに性能差が開きます。現状、Postgres には、
書き込みをシーケンシャルにするような工夫が一切入っていません。
そのため、RAID5 の特性がそのまま現れてしまったのでしょう。

書き出しをシーケンシャルに行うよう改良も開発中です。
    http://archives.postgresql.org/pgsql-hackers/2007-06/msg00541.php
実際に使えるようになるのは、だいぶ先の話ですが。
よろしければ、性能レポートなどいただけると助かります。




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