[pgsql-jp: 41776] [ANN] PGroonga 0.4.0

Kouhei Sutou kou @ clear-code.com
2015年 3月 29日 (日) 17:17:49 JST


須藤です。

今日は年に一度の肉の日ですね!
PostgreSQLからGroonga(*)を使うための拡張機能、
PGroonga(ぴーじーるんが) 0.4.0をリリースしました!

  http://groonga.org/ja/blog/2015/03/29/pgroonga-0.4.0.html

(Groonga関連プロダクトは肉の日(2/9や29日など)に定期的にリ
リースする習慣となっています。)

(*) 国産の全文検索エンジン: http://groonga.org/ja/


0.3.0ではCentOS用にはCentOS 7用のパッケージのみを提供してい
ましたが、0.4.0からはCentOS 5用と6用のパッケージも提供するよ
うにしました。どのCentOS用のバージョンでもPostgreSQLが提供し
ているRPMを使うようにしています。CentOS 5や6を使っている人も
試してみてください。

  * CentOS 5または6用のインストール手順

    https://github.com/pgroonga/pgroonga#centos-5%E3%81%BE%E3%81%9F%E3%81%AF6%E3%81%AB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB

  * CentOS 7用のインストール手順

    https://github.com/pgroonga/pgroonga#centos-7%E3%81%AB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB


0.3.0からの変更点は次の通りです。お、と思うものがあったら使っ
てみてください。

改良点:

  * column LIKE '%keyword'をサポート。
    column @@ 'keyword'のシンタックスシュガーです。

    使い方: https://github.com/pgroonga/pgroonga#like%E6%BC%94%E7%AE%97%E5%AD%90

  * マルチカラムインデックスでも範囲検索をサポート。

  * Travis CIでPGroongaをセットアップするためのスクリプトを追加。
    PGroongaを使ったアプリケーションをTravis CIでテストした
    い場合は.travis.ymlのinstallセクションに以下を追加すれば
    セットアップが完了します。

      curl --silent --location https://github.com/pgroonga/pgroonga/raw/master/data/travis/setup.sh | sh

  * Groongaでのテーブル名を返す pgroonga.table_name() 関数を追加。
    ↓のpgroonga.command()と一緒に使う用の関数。

    使い方: https://github.com/pgroonga/pgroonga#like%E6%BC%94%E7%AE%97%E5%AD%90

  * Groongaのコマンドを実行する pgroonga.command() 関数を追加。

    使い方: https://github.com/pgroonga/pgroonga#pgroongacommand%E9%96%A2%E6%95%B0

  * Groongaでの検索スコアーを返す pgroonga.score() 関数を追加。

    使い方: https://github.com/pgroonga/pgroonga#pgroongascore%E9%96%A2%E6%95%B0

  * timestamp 型をサポート。
  * timestamp with time zone 型をサポート。
  * varchar[] 型をサポート。

    使い方: https://github.com/pgroonga/pgroonga#varchar%E5%9E%8B%E3%81%AE%E9%85%8D%E5%88%97

  * text[] 型に対する全文検索をサポート。

    使い方: https://github.com/pgroonga/pgroonga#text%E5%9E%8B%E3%81%AE%E9%85%8D%E5%88%97

  * 同じSELECTに全文検索と(インデックスを使える)他の検索条件があるケースに対応。

  * CentOS 5とCentOS 6用のYumリポジトリーを追加。

変更点:

  * インデックスを使った text == text という検索条件のサポートを削除。
    代わりに4096バイト以下のサイズのvarcharを使ってください。

  * PostgreSQL 9.2のサポートを削除。
    (もし、PostgreSQL 9.2でも使いたい人がいたら言ってもらえ
    れば再度サポートします。)


PGroongaに興味をもってくれた人にお願いがあります。
もう少し細かいことはリリースアナウンス(*)にも書いているので
すが、ざっくりと言うと次の通りです。できそうという人はぜひリ
リースアナウンスも確認してみてください。

  * PGroongaを使ったレポートを公開してください。
  * PGroongaの英語での情報公開に協力してください。

(*) http://groonga.org/ja/blog/2015/03/29/pgroonga-0.4.0.html


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